こころが醸す
6代目の日記
佐久市

皆さま、おつかれさまです。
ともぞう。ことタカユキです。
今回は当蔵のある佐久市について少しお伝えできればと思います。
標高 約 700m 、面積 約 420㎢ 、人口 約 97,000人
山に囲まれた自然環境豊かな高原都市、晴天率は全国トップクラスで夏は比較的涼しく、冬は雪が少ない住みやすい気候です。
市内には北陸新幹線「 佐久平駅 」、上信越自動車道「 佐久IC 」が通り、東京からは新幹線で約75分の長野県の東の玄関口になります。
現佐久市は2005年4月の平成の大合併により、旧佐久市、臼田町、浅科村、望月町が一つになり今年で20周年を迎えました。
佐久市といえば、昔から知られているのが佐久鯉、近年では日本三大ケーキの街、そして私たちの造る地酒でしょう。
佐久市内には酒蔵が11蔵、佐久穂町と小諸市を合わせた佐久地域全体で13蔵が酒造りをしています。
全国的に見ても、これだけ酒蔵の多い地域も珍しい。
酒蔵が多いことに歴史的背景等いろいろあると思いますが、酒造りに必須の、米、水、環境、三拍子 揃っていることも間違い理由でしょう。
“米” 良質なコシヒカリの産地でありますが、近年は佐久市内でも酒米の栽培が増え、それを使う蔵が多くなりました。
当蔵でも佐久産のひとごこちを使わせてもらっています。
“水” 佐久市内には、浅間山系、蓼科山系、八ヶ岳系と3水系の地下水が流れており、水源が豊か。
当蔵のある南佐久側の酒蔵は八ヶ岳水系になります。
“環境” 酒造りには冬の寒さが必要となりますが、冷え込みが厳しい佐久地域は最適と言えるでしょう。
ここ数年は、以前のような-10℃を下回る朝の冷え込みも少なくなりましたが、冷え込んでこそ佐久の酒造り。
冬の良く晴れた日に佐久市内から見える浅間山は絶景です。
そして、冷え込んだ夜は星がよく見えます、運が良ければ流れ星に願いを込めることも。
以下、佐久酒造組合のパンフレットより抜粋
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信州 佐久は酒の郷
北に浅間山、南に八ヶ岳、東に荒船山、西に蓼科山
山々につつまれた信州佐久
山々からの恵み伏流水と古くから盛んだった稲作
冬の厳しい寒さのこの地で酒造りが育まれてきた
それぞれの酒蔵の歴史は蔵人の手によって受け継がれ
それぞれ時を醸し、それぞれの酒を醸している
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「 佐久は酒蔵が多いが、まとまりが良い。」
市内の他業種の方から、また他地域の同業種の方からよく言われます。
もちろんライバルでもありますが、昔から何かとまとまりが良いのが当たり前の私たち。
過去には様々な取り組みをしてきました。
そのあたりの話はまたの機会に書かせていただきます。
6月も下旬、深緑の季節です。
梅雨ですが晴れた日の佐久の空気を感じにお出かけいただけたら嬉しいです。